禅とは、無心になり本来の自分に立ち返ること。後悔、不安、悩みなど、心を乱す雑念を断ち切り、心を静め、心の中の「真の自分」を見つめ直す「禅体験」。僧侶と共に過ごす時間の中で、禅の世界へと導いて下さいます。
利用料の一部は文化財保護プログラムに活用し、日本文化の保護継承に役立てられます。
哲学の道の西、東山の麓にある臨済宗南禅寺派の非公開寺院。
元々は大阪の四天王寺付近にあり、開山は南禅寺と同じく大明国師(無関不門禅師)で、弘安3年(1280)開創されました。その後、東福門院(後水尾天皇の皇后、徳川二代目将軍秀忠公とお江与のご息女)によって、戦乱により荒廃した光雲寺をご自分の菩提寺として再興されました。その為、光雲寺には朝廷と徳川家ゆかりの数々の寺宝が伝えられています。
光雲寺の見どころの一つは、琵琶湖疎水の水を引き、背景の山を借景とした池泉廻遊式庭園。昭和初期に七代目小川治兵衛によって作られ、京都市指定名勝庭園とされています。秋には、素晴らしい紅葉をお楽しみ頂けます。また、この庭園の北東には、武将・加藤清正が朝鮮出兵の際に持ち帰った手水鉢が残されています。