禅とは、無心になり本来の自分に立ち返ること。後悔、不安、悩みなど、心を乱す雑念を断ち切り、心を静め、心の中の「真の自分」を見つめ直す「禅体験」。僧侶と共に過ごす時間の中で、禅の世界へと導いて下さいます。
利用料の一部は文化財保護プログラムに活用し、日本文化の保護継承に役立てられます。
臨済宗相国寺派の非公開禅宗寺院。金閣寺、銀閣寺と共に3つある相国寺の山外塔頭の1つ。
鎌倉時代の弘安9年(1286)に無外如大尼(むがいにょだいに)が師である無学粗元(むがくそげん)の遺髪や遺爪を祀る塔所として創建した正脈庵(しょうみゃくあん)が始まりと伝えられています。南北朝時代の1341年に室町幕府初代将軍足利尊氏の執事、高師直(こうのもろなお)が大伽藍を造営しました。翌年、夢窓礎石(むそうそせき)がお寺の名前を真如寺と改めました。その後一時的に廃寺しましたが、江戸時代に後水尾天皇が、自身の第六皇女を葬る際に、法堂を再興させました。
真如時の開祖である無外如大尼は、臨済宗で最初の尼になったという人物で、修行をしている際、彼女があまりにも美人であったことから修行の邪魔になると他の僧から避難され、自分の頬を焼香箸で焼いたと言い伝えられています。
客殿(方丈)には江戸時代の京都画壇の絵師、原在沖の襖絵「西湖図」があります。
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